2010W杯アジア3次予選 日本 1 × 0 バーレーン
まぁ、なんというか、3ヶ月前の失点シーンの裏返しのような結末で、これで“おあいこ”と言うべきか。
ともに最終予選進出を決めており、消化試合ともいうべき試合。バーレーンは主力選手を招集せず、経験を積ませることを重視した布陣。日本も、警告を受けている選手を外したものの、ここで勝たねば1位通過できないという意地もあり、結果は重要ではないと言いながら勝ちたいという一戦。
試合は序盤から日本が圧倒的にボールを支配し、主力を欠くバーレーン相手ではやはり力の差は歴然と思われたが、試合開始早々のPKを外してからは雲行きが怪しくなってしまった。後半は得点の予感もせず、引き分けかと観念した試合終了直前に棚ボタの1点で薄氷を踏む思いの勝利となった。
相変わらず、引いて守る相手を崩せない。ベストメンバーではなかったとはいえ、セットプレーから得点できないと攻め手が無いという弱点を露呈し、最終予選に向けて大いに不安の残る内容だ。あっさり勝つよりは良かったのかもしれないが…。
2010W杯アジア3次予選 タイ 0 × 3 日本
グループ2では実力が最も劣ると思われるタイだが、もともと技術はしっかりしているし、7日にはアウェーのバーレーン戦で引き分けるなど、力を付けてきている。2月のホームでの試合では完勝したが、今回はアウェーということもあり、油断はできない。
前半は日本が圧倒的にボールを支配。DFラインを破る決定的な場面こそ少なかったが、苦し紛れにコーナーキックに逃げるところを2発ズドン。力の差を見せ付ける展開で、前半で勝負あり。
しかし、後半はタイの積極的な攻撃の前にタジタジととなる場面も…。それでも最後まで守備が破綻することはなく、逆に終了間際に1点を追加し3点差で快勝した。
これで最終予選進出は決定的となった。これから行なわれるバーレーンとオマーンの試合でオマーンが勝っても、日本は得失点差で大差をつけているから、最終節に勝ち点で並ばれても逆転される可能性はきわめて低い。もちろん、オマーンがバーレーンに敗れるか引き分ければ、その時点で日本の最終予選進出が決まる。果報は寝て待て、というわけでオヤスミナサイ。
【6月15日追記】
バーレーンとオマーンが引き分けたため、日本の最終予選進出が決定した。
2010W杯アジア3次予選 オマーン 1 × 1 日本
2日の試合で日本に完敗したオマーンは、ウルグアイ人のリバス監督を解任し、オマーン人のアザニ氏をコーチから監督に昇格させた。そのためだろうか。2日の試合ではラインを上げる積極的なサッカーを展開したオマーンは、引いて守ってカウンターを狙うスタイルに戻ってしまった。しかし、それこそが日本には嫌な形。オマーンの主力選手が戻ってきたこともあり、前半早々にワンチャンスを決められて先制点を許した後は、引いて守る相手をなかなか崩せない。前半終了間際の集中力を欠いた時間帯に追加点を奪われていたら危なかった。
日没後、後半に入って動きの良くなった日本は玉田が倒されて得たPKを“職人”遠藤が落ち着いて決めて追いつく。その後の日本ペースの時間帯に追加点を奪えなかったのは痛いが、PKのピンチも楢崎のセーブで乗り切り、同点で試合を終えた。先制を許したことや、優勢に試合を進めながらPKの得点のみに終わったことなど、相変わらずの課題も残ったが、厳しい環境下のアウェーでの試合を引き分けに持ち込み、当面のライバルに対して勝ち点3の差を維持したことは大きい。得失点差で大きく上回る日本は、次のタイ戦で勝てば最終節を待たずに最終予選進出をほぼ手中にできるのだ。
それにしても、酷暑の中、わざわざ日没前から試合をやるとは。なんでも、放映権を持つ日本のテレビ局の都合で、当初の試合開始時刻が1時間早まったらしい。それが事実なら、なんと嘆かわしいことか。自国の代表に余計な負担をかけるような真似はやめてほしいものだ。もっとも、酷暑の試合で先にバテていたのはオマーンの選手達だったけれども。
2010W杯アジア3次予選 日本 3 × 0 オマーン
快勝だ。
関東甲信越地方の梅雨入りが発表された今日、日産スタジアムの試合はまたも雨かと思われたが、後半途中まで雨は降らず、上々のコンディション。最後はしっかり降られたが…。
オマーンはアジアでは3番手グループで過去の対戦で負けたことはないとはいえ、勝った試合も辛勝だし、次の試合が同じオマーン相手のアウェー戦であることを考えると、絶対に落とせない試合。ホームでの試合ということもあり、是非とも勝ち点3が欲しいところだ。
ベタ引きで来るかと思われたオマーンは、予想に反しラインを上げてきた。その志の高さは賞賛されるべきだが、日本にとっては吉と出た。オマーンの主力選手が出場停止になったこともあり、試合は終始日本ペース。ゴールを脅かされることは最後まで無かった。
課題だった攻撃面も及第点。流れの中での得点も含め、オマーンを翻弄していた。特に3点目は左サイドの長友から出たボールがラインを割らずに松井から中村に渡ったもので、素晴らしいの一言。
このところ精彩を欠いた日本代表だが、6月の正念場を迎え、久しぶりにスカッとした試合を見せてくれた。このまま最終予選まで突っ走ってもらいたいものだ。



